【ダイエットのカギは食事にあり】パーソナルトレーナーが解説します!
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2025 / 04 / 25
最終更新日:2025年5月9日
ダイエットに挑戦するとき、多くの人がまず運動を頑張ろうとします。
しかし、理想の身体を手に入れるためには“食事”の方がはるかに大切だという事実をご存知でしょうか?
実際、ダイエット成功の鍵は「食事8:運動2」のバランスにあります。食事内容を見直すことで、脂肪のつきにくい体質に変えることができ、リバウンドのリスクも減少します。一方、運動は健康面での効果が大きいものの、食事管理をせずに体重を落とすことは困難です。
今回は、なぜ食事がこれほどまでに重要なのか、そしてダイエット成功のためにどんなことを意識すればよいのかを、具体的かつ実践的にご紹介します。
Contents
ダイエットに運動より食事が必要な理由
①消費カロリーよりも摂取カロリーの方が影響が大きい
ダイエットは基本的に「消費カロリー>摂取カロリー」の状態を作ることが前提です。しかし、1時間のランニングで消費できるカロリーはせいぜい500〜600kcal程度。これはコンビニの菓子パン1つで簡単に超えてしまう量です。つまり、食事での摂取カロリーをコントロールするほうが、圧倒的に効率的に体重を落とせるのです。
②運動だけでは痩せにくく、体脂肪も落ちづらい
運動は筋肉を増やしたり基礎代謝を上げたりする効果がありますが、それだけでは大きな脂肪燃焼効果は期待できません。特に初心者の場合、トレーニングの頻度や強度も限られているため、運動だけで痩せるのは難しいのが現実です。
③食事は毎日の積み重ねで大きな変化を生む
私たちは1日に最低3回、1週間で21回もの食事をしています。1食ごとの選択が積み重なることで、体に与える影響は非常に大きくなります。逆に言えば、毎食少しずつ意識を変えるだけでも、1か月、3か月後には大きな変化につながるのです。
④食事改善はリバウンド防止にも効果的
急激な食事制限や過度な運動に頼ったダイエットは、リバウンドのリスクが高くなります。栄養バランスの取れた食事を続けることで、筋肉を落とさず脂肪だけを減らすことができ、太りにくい体質を維持しやすくなります。継続可能な食事習慣こそが、真の成功への近道です。
ダイエットのため食事で大切なこと
①PFCバランスを意識する
ダイエット中でも「何をどのくらい食べるか」が非常に重要です。特に注目すべきは、PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物の割合)。この3つの栄養素をバランスよく摂取することで、体脂肪を落としつつ筋肉を維持することができます。
②食事のタイミングと量の調整
同じカロリーでも、食べる時間や量の配分によって体への影響は変わります。朝と昼はしっかり、夜は控えめにすることで、エネルギーを効率よく使えます。また、間食を上手に取り入れることで、空腹を抑えてドカ食いを防ぐ効果も期待できます。
③加工食品や外食を減らす
コンビニやファストフードなどの加工食品は、脂質や糖質が過剰で栄養バランスが偏りがちです。ダイエット中は、なるべく自炊や自然に近い食品を選ぶことで、無駄なカロリー摂取を避けることができます。
④自分のライフスタイルに合った食事プランを立てる
理想的な食事でも、無理があっては長続きしません。仕事や家事、生活リズムを考慮し、自分に合った食事スタイルを確立することで、ストレスなく続けることができます。ダイエットは一時的な頑張りではなく、生活の一部として習慣化することが大切です。
たんぱく質を摂ったほうがいい理由
①筋肉を維持・増加させるために不可欠
たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚、髪など体を構成する重要な栄養素です。ダイエット中はカロリーが不足しがちなので、筋肉量を維持するためには意識的なたんぱく質摂取が欠かせません。筋肉が減ると基礎代謝が落ち、太りやすい体になってしまいます。
②満腹感を得やすく、食べすぎ防止に効果的
たんぱく質は、炭水化物や脂質に比べて消化に時間がかかるため、腹持ちが良いのが特徴です。結果として、間食やドカ食いを防ぐことができ、自然に摂取カロリーを抑えることができます。
③脂肪より筋肉を優先的に育てる体にする
高たんぱくな食事を続けることで、身体は筋肉を合成しやすい状態になります。これは、ただ体重を落とすだけでなく、引き締まった美しい体を目指すうえでとても大切なポイントです。脂肪だけを減らし、筋肉を維持することで、見た目の変化も早く感じられるようになります。
④手軽に補える食品が豊富にある
鶏むね肉や卵、納豆、豆腐、魚、そしてプロテインなど、たんぱく質を手軽に補える食材や製品は豊富にあります。毎食に1~2品ずつ取り入れることで、無理なく摂取量を確保できます。忙しい日でも工夫次第でしっかりと摂れるのが、たんぱく質の強みです。
炭水化物は摂りすぎても摂らな過ぎもよくない理由
①脳や身体にとっての重要なエネルギー源
炭水化物は、脳や身体を動かすための主要なエネルギー源です。不足すると集中力が低下したり、頭がボーッとしたりと、日常生活に支障が出ることもあります。極端に制限すると筋肉を分解してエネルギーを確保しようとするため、代謝の低下にもつながってしまいます。
②過剰摂取は脂肪として蓄積される
一方で、必要以上に炭水化物を摂取すれば、使われなかったエネルギーは脂肪として蓄積されます。特に白米やパン、砂糖など精製された炭水化物は血糖値を急激に上げやすく、脂肪合成を促進してしまいます。摂る量・質ともに見直すことが大切です。
③質の良い炭水化物を選ぶことが重要
炭水化物の“質”にも注目しましょう。白米よりも玄米や16穀米などの精製度の低いもの、野菜や果物に含まれる食物繊維豊富な炭水化物を選ぶことで、血糖値の上昇を穏やかにし、腹持ちも良くなります。過不足なく、かつ質にこだわることがダイエット成功のカギです。
④運動と組み合わせれば脂肪になりにくい
運動をしている人にとっては、適量の炭水化物はむしろ必要不可欠です。筋トレや有酸素運動後の炭水化物は、筋肉の回復やエネルギー補給に使われやすく、脂肪として蓄積されにくくなります。タイミングを工夫すれば、炭水化物はダイエットの味方にもなるのです。
脂質を摂りすぎない方がいい理由
①脂質は高カロリーで脂肪に直結しやすい
脂質は1gあたり9kcalと高カロリーで、摂取過多になると体脂肪として蓄積されやすくなります。特に揚げ物や菓子類、加工食品に多く含まれる飽和脂肪酸は太りやすさに直結します。無意識のうちに多く摂ってしまう点にも注意が必要です。
②健康リスクにもつながる
脂質の摂りすぎは、中性脂肪や悪玉コレステロールの増加を引き起こし、動脈硬化や心疾患などの生活習慣病リスクを高めます。見た目の問題だけでなく、長期的な健康を考える上でも脂質のコントロールは重要です。
③良質な脂質は適量ならむしろ必要
全ての脂質を避ける必要はありません。魚に含まれるオメガ3脂肪酸や、ナッツ類、アボカドなどに含まれる不飽和脂肪酸は、体内の炎症を抑えたり、代謝を整えるのに有効です。摂るべき脂質と避けるべき脂質を見極め、賢く摂ることが大切です。
④調理法の工夫で脂質を抑えられる
脂質を摂りすぎないためには、調理方法にも配慮しましょう。揚げる・炒めるよりも、蒸す・茹でる・焼くといった調理法に変えるだけで、無駄な脂質を大幅にカットできます。食材だけでなく、調理の工夫もダイエットには欠かせません。
その他食事で意識すること
①間食の質と量を見直す
ダイエット中の間食は「敵」と思われがちですが、実は質と量を見直せば強い味方になります。例えば、高たんぱくなプロテインバーやゆで卵、ナッツなどを間食に取り入れることで空腹感を抑え、次の食事のドカ食いを防ぐことができます。砂糖たっぷりのスナック菓子を避けるだけでも大きな違いです。
②水分をしっかり摂る
水分不足は代謝の低下や便秘、むくみの原因にもなります。1日体重×0.04リットルを目安に水を摂取することで、老廃物の排出や体内環境の改善につながり、痩せやすい体を作るサポートになります。カロリーのないお茶や炭酸水も活用しましょう。
③毎日の記録で食習慣を可視化する
自分がどんな食事をしているかを“見える化”することは、ダイエットの成功率をぐっと高めます。アプリや手帳で食事の記録をつけることで、無意識の間食やカロリーオーバーを発見しやすくなり、改善点も明確になります。
④週単位・月単位で食習慣を見直す
日々の食事を振り返るだけでなく、週ごと・月ごとに食習慣の傾向を確認しましょう。「平日は良いけど週末に崩れがち」「特定の時間にお菓子を食べてしまう」など、自分のパターンが見えてくると、具体的な改善策が立てやすくなります。
まとめ
ダイエットの成果を出すには、食事が8割の鍵を握っています。どれだけ運動を頑張っても、食事の内容が乱れていては理想の体には近づけません。たんぱく質をしっかり摂り、炭水化物や脂質のバランスを意識し、生活リズム全体を整えることが重要です。”食べながら健康的に痩せる”という意識で、無理なく続けられるダイエット習慣を身につけましょう。
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著者情報
益子雅博 Masahiro Mashiko
趣味:トレーニング、アニメ鑑賞、映画鑑賞、ディズニー、スイーツ 資格:はり師免許、きゅう師免許、あん摩マッサージ指圧師免許 主な経歴:男子ラクロス日本代表トレーナー 自身が学生時代にスポーツで大きな怪我をしたことをきっかけに、人の体に携わるっ仕事をしたいという思いを抱くように。 体育学部へ進学後、もっと学びたいという思いから専門学校へ進学しはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。 これまでパーソナルトレーナー・スポーツトレーナー・鍼灸師として活動。